おせちの由来
お正月には、年の神様が来て、年が新しく生まれ変わります。年の神様は年神といい、農耕をつかさどる神でもありました。
農耕が生活の中心にあった日本では、各家に年神を迎え、もてなすことによって一年の豊作を祈ったのです。
門松は年神の依代(よりしろ:最初に降りてくる目印)の役割。
しめ飾りと輪飾りは、年神が降り立つにふさわしい、はらい清められた領域を示すものです。
そして、年神にお供えする食べ物が、床の間などに飾る鏡もちです。
おせち料理も本来、年神に供えるための料理でした。
日本では古来より、収穫したものをまず神に供える慣習がありました。
そのお下がりをいただくのを直会(なおらい)といい、神の持つ力をいただくことを意味しました。
神への供え物(神饌)は乾物が多く、そのままでは食べられません。
現在のようなおいしいおせち料理は、江戸時代の武家のしきたりが中心になっているといいます。
正月の祝い肴は、屠蘇肴とか三つ肴ともいい、普通は数の子、黒豆、ごまめを指します。
数の子は卵の数が多いことから子孫繁栄を意味し、黒豆はマメに働けるようにとの願望があります。
田作りとも呼ぶごまめは、田植えの祝い肴に用いられていたことから、それぞれに縁起のよい食べ物とされ、おせち料理に欠かせません。
更新日: 2006年09月27日 |パーマリンク | トラックバック (0)
鏡もちは、各家にお迎えしている年神にお供えするためのものです。
お屠蘇は、元旦に飲んで1年の邪気を払い、寿命を延ばすという薬草をしみ込ませたお酒のことで、そのルーツは中国の「供薬の儀」です。
雑煮は、年神様に供えた餅などの食物を、煮て食べたことに由来すると言われています。








祝箸とは、おせち料理をいただくときに使う、両端が細く、真ん中が太くなった形の、柳で作られた箸です。
祝い肴はおちょこや小鉢などの小さな器に入れ、別盛りにしてもよいものです。
































